むさしの逍遥会は登山、ハイキング、街歩きを楽しむ中高年グループです。

山旅、北アルプス

  1. ホーム(目次) »
  2. 登山 北アルプス 槍ヶ岳、大天井岳、燕岳

槍ヶ岳・大天井岳・燕岳


地域北アルプス 燕(つばくろ)岳、大天井(おてんしょ)岳、槍ヶ岳
コースJR穂高駅~タクシーで中房(なかぶさ)・燕岳登山口~燕山荘(えんざんそう 泊)
~燕岳~大天井岳~ヒュッテ西岳(泊)
~東鎌尾根~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘(泊)
~飛騨乗越~槍平小屋~新穂高温泉~タクシーで沢渡(さわんど)~バスで新島々駅
実施日2009年8月23日~26日
歩行時間(休憩含む)26時間15分(4日間)
天候各コース報告を参照
更新ページ下の目次を廃止。「活動の履歴はこちら」ボタンを追加。

コース概要

北アルプス槍ヶ岳を目指すコース。燕岳、大天井岳、槍ヶ岳を結ぶ稜線は森林限界を超えており展望がすばらしい。中房・燕岳登山口からヒュッテ西岳までは技術的に難しいところはないが、西岳ヒュッテから槍ヶ岳までの東鎌尾根はきついアップ、ダウンの連続で鎖や梯子が連続する。慎重な歩行と体力が必要だ。また、夏とはいえ朝の気温は0度近くまで下がるので暖かい装備も必要。帰りは飛騨乗越から飛騨沢に下り新穂高温泉に下山する。

槍、大天井、燕コース地図、高低図

初日 中房・燕岳登山口~燕山荘


中房・燕岳登山口
中房・燕岳登山口

1450m ここから燕岳に向け出発

スイカ
スイカ

合戦小屋 2375m 名物スイカ 800円、美味い。


燕(つばくろ)岳山頂方面
燕(つばくろ)岳山頂方面

燕山荘 2680m 前から


晴れ
穂高駅で出会った人とタクシーに相乗りで登山口まで。
11:05出発
中房(なかぶさ)・燕(つばくろ)岳登山口からずっと登りだが、道は良く整備され嫌な所はなく快適であった。 たくさんの登山者が下ってきてすれ違った。中には大きな楽器を持っている人がいる。22日は燕山荘(えんざんそう)でコンサートがあったそうで山荘は大賑いのようだった。23日の山荘は多くの人が宿泊していた。ドイツ語を話すグループもいた。山荘の食事はとても良かった。トイレは水洗だ。
山荘付近の展望はすばらしく、これから向かう槍ヶ岳がま近に見える。
16:00燕山荘着 歩行4時間55分

⇑ このページの先頭へ

2日目 燕山荘~燕岳~大天井岳~ヒュッテ西岳

晴れ 5:30朝食、6:55出発(遅い)
カメラ、水筒を持って燕岳へ。
山頂に向かう途中40~50代の男性と60~70代の女性に会う。聞くと親子だと言う。私には両親がもういないから、親と一緒に山行なんてもうできない。 でも、・・・だいぶ前だが、父が訪ねてきた時、家内や子供2人を連れて筑波山に行った。お弁当を持って。行って良かったな。
見回すと槍、北鎌尾根、鷲羽、水晶、野口五郎が見える。来て良かった。

燕山荘
燕山荘

5時20分朝日を浴びる燕山荘


燕山荘
燕山荘

燕岳山頂付近から


燕岳山頂 2763m
燕岳山頂 2763m

山頂まで15分の位置


北燕岳
北燕岳

燕岳山頂から北燕岳を望む。山頂に多くの登山者が見える。


表銀座縦走路
表銀座縦走路

手前に蛙岩(げえろいわ)、遠くに槍ヶ岳、穂高岳


猿

登山道に数匹の猿、こんな高い稜線上にどうして?餌があるということか。
雷鳥1羽にも出会った。

蛙岩(げえろいわ)
蛙岩(げえろいわ)

岩塔がいくつか現れた。


表銀座縦走路を北に望む
表銀座縦走路を北に望む

大天井岳の肩から北方を望む


大天井岳山頂 2922m
大天井岳山頂 2922m

北を望むと高瀬ダム湖、烏帽子岳

大天荘
大天荘(だいてんそう)

大天井岳の肩に建つ山小屋。お昼にした。


大天井ヒュッテの屋根
大天井ヒュッテの屋根

大天井ヒュッテに向かって高度を下げる。

牛首の展望台
牛首の展望台

大天井ヒュッテ東側から望む。頂上へ続く道があるが、ここは左の巻道を行く。


槍ヶ岳と北鎌尾根
槍ヶ岳と北鎌尾根

喜作新道を南下中、西に北鎌尾根のギザギザ。

ヒュッテ西岳と前穂高岳
ヒュッテ西岳と前穂高岳

稜線の向こうにヒュッテ西岳が見えてきた。その向こうに前穂高と奥穂高に続く吊尾根。


ヒュッテ西岳
ヒュッテ西岳

常念岳
常念岳

ヒュッテ西岳の東に常念岳。槍ヶ岳が作る夕日の影が映る。


登山道は歩き易いがアップ、ダウンがありきつい。大天井岳への分岐では随分疲労感があり、歩くのが辛かった。
15:30西岳ヒュッテ着。やれやれ。槍、穂高が見えるが岩の山という感じで登るのは難しそう。日が沈み、槍の影が常念に映る。
穂高駅からタクシーに相乗りした男性が先に到着していた。男性は携帯で天気予報を見ている。私の携帯は圏外表示。男性の携帯はDoCoMoで私のはau。DoCoMoに換えよう。
15:30西岳ヒュッテ着 歩行8時間35分

⇑ このページの先頭へ

3日目 ヒュッテ西岳~東鎌尾根~槍ヶ岳~槍ヶ岳山荘

晴れ 5:00朝食、6:15出発。
常念の左から日が登った。常念は大きく立派だ。
ヒュッテを出発するとすぐに急な下りだ。折角高度を上げてきたのに。高度を上げると北に鹿島槍が美しく見えてきた。 東鎌尾根は細いアップ、ダウンの尾根道で所々に梯子、鎖がある。さらに高度を上げて行くと槍の穂先が大きくなり、首を大きく上に向けないと見えにくい。

常念岳と日の出と雲海
常念岳と日の出と雲海

右に常念岳、左の横通岳に日が登る


前穂高と奥穂高
前穂高と奥穂高

朝日に照らされる前穂高岳と奥穂高岳

槍ヶ岳
槍ヶ岳

水俣乗越手前から槍ヶ岳を見上げる。


東鎌尾根
東鎌尾根

大きく高度を落とすとまた登り、連続する梯子

下りの梯子
下りの梯子

急角度で高度を落とす。


東鎌尾根
東鎌尾根

先行する登山者が見える。

鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳

遠く北に鹿島槍ヶ岳が見えた。


槍ヶ岳
槍ヶ岳

ヒュッテ大槍近くから槍の穂が大きく見えてきた。


岩の塊り
岩の塊り

左を巻いて進む、雲が出てきた。

核心部
核心部

穂先の岩場を進む。ここは登り専用。


核心部
核心部

右、登っている人、左下っている人

槍ヶ岳頂上 3180m
槍ヶ岳頂上 3180m

槍ました。但しこの天候。


槍ヶ岳
槍ヶ岳

下ったら晴れてきた。

槍沢方面
槍沢方面

槍ヶ岳山荘前から槍沢方面を見下ろす。殺生ヒュッテの赤い屋根。


槍ヶ岳山荘11:05着。山荘でラーメン1000円を食べた。荷物を置いて槍の核心部へ。梯子、鎖の連続で楽しい。 頂上は生憎の曇り。写真を撮ったりして15分ほど滞在した。下りも楽しかった。
山荘付近は寒い。着替えて少し眠った。客が多く3~400人はいるかな。大きなザックを背負った父と子供(小学4年生位の女子)が夕方槍沢から登ってきた。テント泊だ。子供は辛いのか泣きながら歩いてきた。3000m峰で見た子供では最年少だな。
山小屋の案内人はオーストラリア出身の白人女性で、わかりやすい日本語で案内してくれる。客も含めて外国人、中高年が多い。単独行をしている男性の年齢層はさまざまだ。
12:25槍ヶ岳山荘チェックイン 歩行6時間10分

⇑ このページの先頭へ

4日目 槍ヶ岳山荘~飛騨乗越~槍平小屋~新穂高温泉

晴れ 6:30出発
再度槍ヶ岳に登ることもなく、大喰(おおばみ)岳に登ることもなく飛騨乗越から飛騨沢へ。槍平経由で新穂高温泉に向かった。出発時から山脈の日陰になって涼しく歩き易かった。

西鎌尾根の朝
西鎌尾根の朝

双六、その奥に黒部五郎、右に三俣蓮華、鷲羽。

笠ヶ岳
笠ヶ岳

西に笠ヶ岳が大きく見える。


飛騨乗越
飛騨乗越

LAST WATER近くから飛騨乗越方向を見上げる。

滝谷出合
滝谷出合

奥に滝谷


滝谷出合
滝谷出合

滝谷出合を渡渉する。


新穂高温泉近くで15名のグループを追い越した。一人は調子が悪そうで他の人に荷物を持ってもらっており両脇を抱えられている。
新穂高温泉でガイドと2名の客グループに会い、同じタクシーで沢渡まで行った。沢渡で温泉に入り、着替え、ビールを飲み、そばを食べた。
13:05新穂高温泉着 歩行6時間35分

結び

最後までご覧いただきありがとうございます。
この山旅は2009年8月に実施したものを記録類、地図、それにガイドブックを元に記憶を整理し、2018年1月にホームページにまとめたものです。



⇑ このページの先頭へ