むさしの逍遥会は登山、ハイキング、街歩きを楽しむ中高年グループです。

山旅、北アルプス

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唐松岳・五竜岳


地域北アルプス 唐松岳、五竜岳
コースJR白馬駅~タクシーにてゴンドラの八方駅~ゴンドラ等乗車~八方池山荘(泊)
~唐松岳~唐松岳頂上山荘~五竜山荘(泊)
~五竜岳~五竜山荘~遠見尾根~アルプス平駅~ゴンドラ乗車~徒歩にてJR神城駅
実施日2008年9月27日(土)~29日(月)
歩行時間(休憩含む)13時間55分(2日間) 標準コース時間(12時間55分)
天候各コース報告を参照
更新2023/9/7:ページ下の目次を廃止。「活動の履歴はこちら」ボタンを追加。

コース概要

唐松岳、五竜岳は北アルプス、後立山北部に位置する。JR大糸線白馬駅からタクシー、ゴンドラ、リフトを利用し1850mまで高度を稼ぎ、ここに建つ山荘に一泊する。
2日目、緩やかな唐松尾根を西に登ると4時間弱で唐松岳山頂に着く。針路を南に取り、西側に広がる立山連峰の展望を楽しみながら五竜岳を目指し縦走する。五竜岳手前の五竜山荘に宿泊する。
3日目、五竜岳に登頂。引き返し遠見尾根、地蔵の頭を通り、ゴンドラのアルプス平駅へ。歩行はここで終了。ゴンドラに乗りふもとまで。2日間とも鎖が設置された岩稜帯が随所に現れる。

唐松岳、五竜岳コース地図、高低図

初日 JR白馬駅~八方池山荘

晴れ時々曇り
本日は移動のみ。白馬駅からタクシー、ゴンドラ、2基のリフトを乗り継ぎ八方池山荘へ。

白馬(はくば)駅
白馬(はくば)駅

あずさ55号で到着

パラグライダー
パラグライダー

ゴンドラ駅の前で空を見上げると


ゴンドラ
ゴンドラ

八方尾根を楽々登っていく。

リフト
リフト

続いてリフトに乗る。


八方池山荘 1850m
八方池山荘 1850m

ゴンドラ1基とリフト2基を乗り継いだ終点に山荘がある。
今夜はここに宿泊。

夕食
夕食

豪華、リフトがあるので食材は豊富。


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2日目 八方池山荘~八方尾根~唐松岳~五竜山荘

曇り時々晴れ。本日から登山開始。7:15出発。

日の出
日の出

5:31、東の空

白馬三山(しろうまさんざん)
白馬三山(しろうまさんざん)

5:37 北西に白馬三山が姿を現す。


白馬三山
白馬三山

7:18 山荘を出発し高度を上げると、白馬三山がはっきり見えてきた。
左に白馬鑓(しろうまやり)ヶ岳、中央に杓子(しゃくし)岳、その右に白馬岳

八方池
八方池

不帰の嶮(かえらずのけん)、天狗の頭を写す八方池


唐松岳と鹿島槍ヶ岳
五竜岳と鹿島槍ヶ岳

高度を上げると五竜岳が見えてきた。左に鹿島槍ヶ岳。雲海も。


鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳

北峰(左の峰)から八峰キレット(手前方向)に向かう尾根が厳しい。

雲海
雲海

南方向に雲海


登山道
登山道

八方尾根を登る。雪が見えてきた。

不帰の嶮(かえらずのけん)
不帰の嶮(かえらずのけん)

高度を上げ、不帰の嶮を見る。


天狗の頭
天狗の頭

唐松岳から白馬鑓ヶ岳にかけての稜線が見えてきた。

唐松岳、鹿島槍ヶ岳
五竜岳、鹿島槍ヶ岳

五竜岳が大きく見えてきた。


先行する登山者
先行する登山者

この様な薄着の登山者が追い抜いていった。

登山道
登山道

八方尾根を見上げる。


登山道
登山道

左がストンと落ちた緊張する登山道。鎖があるが、足元に雪と氷。

唐松岳頂上部分
唐松岳頂上部分

10:35 唐松岳頂上山荘前から唐松岳頂上方面を見る。山頂に人の姿も。


唐松岳頂上山荘
唐松岳頂上山荘

唐松岳頂上 2696m
唐松岳頂上 2696m

11:00 筆者、後方は剱岳


五竜岳
五竜岳

南に五竜岳。こうやって見ると、人は邪魔だな??


天狗の頭、白馬方面
天狗の頭、白馬方面

不帰の嶮、天狗の頭。ヘルメットを装着し不帰の嶮に向かっているグループがいた。


槍と穂高
槍と穂高

遠くに槍ヶ岳、穂高岳


唐松岳頂上山荘 2620m
唐松岳頂上山荘 2620m

山頂付近から唐松岳頂上山荘方向を見る。


牛首
牛首

唐松岳頂上山荘から五竜岳方面に向かうとすぐの場所。

牛首通過中
牛首通過中

通過中に後を振返る。この日、一番の緊張箇所。


五竜岳方面を見る
五竜岳方面を見る

五竜岳への縦走路。雲が上がってきている。


縦走路
縦走路

五竜岳への縦走路と雲


縦走路
縦走路

五竜岳への縦走路と雲


雷鳥
雷鳥

雷鳥がハイマツの中に

雷鳥
雷鳥

雷鳥がハイマツの中に


縦走路
縦走路

唐松岳からの縦走路を振返る。

五竜山荘 2490m
五竜山荘 2490m

五竜山荘の赤い屋根、今日はここに宿泊。


夕食
夕食

カレー(玉子をひき肉で包んだものが入っている)、甘いフルーツ、味噌汁


14:50 五竜山荘着。5人部屋。外は0℃、中は10℃で吐く息が白くなり、じっとしていると震えてくる。毛の下着、毛のシャツ、アノラック、毛のズボンでしのぐ。

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3日目 五竜山荘~五竜岳~五竜山荘~遠見尾根~アルプス平駅~JR神城駅

曇りのち雪のち雨。本日は五竜岳へ。6:40出発。

朝食
朝食

サケ、玉子焼き

五竜岳
五竜岳

五竜山荘前から五竜岳を見る。テント場も。


長野側の朝もや
長野側の朝もや

6:40頃

岩峰
岩峰

五竜岳に向かう登山道脇に岩峰


深く切れ落ちた谷
深く切れ落ちた谷

登山道脇、長野側に切れ落ちた谷

登山道
登山道

五竜岳山頂方向を見る


登山道
登山道

岩稜帯が続く

五竜岳山頂
五竜岳山頂

五竜岳山頂 2814m 7:35


鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳

五竜岳山頂から鹿島槍ヶ岳を見る。厳しそうな縦走路。


鹿島槍ヶ岳への縦走路
鹿島槍ヶ岳への縦走路

五竜岳山頂から鹿島槍ヶ岳への縦走路を見る。

唐松岳、白馬岳方面
唐松岳、白馬岳方面

唐松岳方面と縦走路を見る。


剱岳、立山
剱岳、立山

頂上部を雲で隠した剱岳(右)と立山(左)。この五竜岳山頂も雪が降ってきた。

五竜山荘
五竜山荘

五竜山荘と後方の白岳。これから戻ります。


シラタケ沢
シラタケ沢

遠見尾根からシラタケ沢を見る。

神城駅
神城駅

閑散としている。


13:00 アルプス平駅着。登山道の歩行は終了。遠見尾根の歩行は雨の中であったせいか写真が殆ど無い。

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感想

八方尾根コースは北アルプスデビューに人気のコースであり、歩きやすく、また岩稜帯もあり、難しさも楽しめるコースだった。
今回は夏の終わりの山行のつもりでいたが、雪が降り、アイゼンが必要という心配があった。雪や氷はアイゼンが必要な量ではなかったが、山行可能なシーズンは9月中旬までに思えた。山小屋閉めを9月中旬から10月中旬に行うところが多いが、頷ける。今回、防寒の準備は十分で良かった。岩場の通過時、指・腕の力の必要性、体全体の柔軟性の必要性を感じた。
この山旅は2008年9月に実施したものを写真、記録ノートを元に整理し、2022年12月にホームページにまとめたものです。



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